
公園や駅前でハトを見ていると、
「ハトって普段は何を食べているんだろう?」
「パンやお米をあげても大丈夫?」
と気になることがあります。
街中ではパンくずなどを食べているハトを見かけることもありますが、野生のハトが本来よく食べるのは、穀物・種子・木の実・植物の芽などです。
人間の食べ物なら何でも安全というわけではありません。
この記事では、ハトが普段何を食べているのか、好きな食べ物、避けた方がよい食品について分かりやすく解説します。
なお、野生のハトへの餌やりは地域や公園によって禁止・制限されている場合があります。
「食べられるもの=野生のハトに与えてよいもの」ではない点にも注意しましょう。
ハトは何を食べる?
野生のハトは、主に植物由来の食べ物を食べています。
代表的なのは次のようなものです。
- 穀物
- 草や植物の種
- 木の実
- 植物の芽
- 葉
- ベリー類や果物
- 少量の昆虫など
大阪市も、街中でよく見られるドバトについて「木の実、草の実、芽、葉など、植物性のものを食べる」と説明しています。
また、動物病院VCAの解説では、野生のハトやハト科の鳥は穀物・種子・葉物・ベリー・果物を食べ、場合によっては昆虫やミミズなどを食べることもあるとされています。
つまりハトは、
「何でも食べる鳥」ではあるものの、基本的には穀物や種子を中心とした食生活
と考えると分かりやすいでしょう。
ハトが好きな食べ物は穀物や種
ハトの食べ物として特に代表的なのが、穀物や種子類です。
たとえば、
- 小麦
- オーツ麦
- キビ
- ヒマワリの種
- 草の種
などがあります。
RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)も、ハトの食事の大部分を種子や穀物が占めると説明しています。
公園のハトが地面を歩きながら何かをついばんでいる姿を見かけますが、自然環境ではこうした小さな種や植物性の食べ物を探していることがあります。
ハトは木の実や果物も食べる
ハトは穀物だけを食べるわけではありません。
環境によっては、
- ベリー類
- リンゴ
- ナシ
- 木の実
- 葉物野菜
- 植物の芽
なども食べます。
街中で暮らしているドバトを見ると「パンを食べる鳥」という印象を持つかもしれませんが、本来の食事はもっと幅広いものです。
ハトは虫も食べる?
食べることがあります。
ただし、ハトにとって昆虫が主食というわけではありません。
VCAでは野生のハトが昆虫・カタツムリ・ミミズなどを時折食べると説明されており、RSPCAも食べ物が不足した場合などに小型の無脊椎動物を食べることがあるとしています。
基本的には、
穀物・種・植物 > 虫
というイメージで考えるとよいでしょう。
街のハトがパンや人間の食べ物を食べるのはなぜ?
駅前や公園では、ハトがパンくずや人間の食べ残しを食べていることがあります。
これは、
「パンがハトにとって理想的な食べ物だから」
という意味ではありません。
街中のハトは人間の生活環境に適応しており、地面に落ちた食べ物など、利用できるものを食べています。
RSPCAも、都市のハトは人間の食べ残しなどを食べるものの、こうした食品は栄養面で適切とは限らず、健康維持には種子や穀物を含むバランスの取れた食事が必要だと説明しています。
ハトにパンをあげても大丈夫?
パンを一口食べたからといって、直ちに危険になる食品というわけではありません。
しかし、ハトの主食としてパンを与えるのはおすすめできません。
RSPCAはパンについて、直ちに有害ではないものの栄養価が乏しい食品として挙げています。
パンだけでお腹がいっぱいになれば、本来必要な穀物・種子・植物などを十分に食べられなくなる可能性もあります。
「ハト=パン」というイメージはありますが、
食べることができる食品と、健康に適した食品は別
と考えた方がよいでしょう。
ハトに食べさせない方がよいもの
人間が普通に食べている食品の中にも、鳥には適さないものがあります。
代表的なものを見ていきましょう。
チョコレート
ハトを含む鳥に、チョコレートを与えるのは避けましょう。
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインは鳥に有害となる可能性があります。
VCAも、ハトやハト科の鳥にチョコレートを与えないよう説明しています。
塩分の多い食べ物
ポテトチップスなどの塩分が多い食品も避けた方がよいでしょう。
人間向けに味付けされた、
- スナック菓子
- 塩味の強い食品
- 加工食品
などは、ハトの食事として適していません。
VCAも塩分の多い食品を与えないよう案内しています。
アボカド
アボカドも鳥に与えるべきではない食品として挙げられています。
VCAでは、アボカドは鳥に対して有毒となる可能性があるため、ハトやハト科の鳥に与えないよう説明しています。
カフェイン・アルコール
コーヒーやカフェインを含む飲料、アルコール飲料も与えてはいけません。
人間が口にする飲み物でも、鳥に安全とは限りません。
当然ですが、
「少しなら大丈夫だろう」
と試すようなことはやめましょう。
カビの生えた食べ物
古くなったパンなど、
カビが生えた食品を「捨てるのはもったいないからハトへ」
と与えるのも避けましょう。
RSPCAはカビの生えた食品を、鳥に病気を引き起こす可能性のある食品として挙げています。
人間が食べられない状態の食品を、野生動物の餌として利用するのは適切ではありません。
ハトにお米をあげても大丈夫?
ハトは穀物を食べる鳥なので、米そのものはハトの食性から大きく外れたものではありません。
「鳥が生米を食べると胃の中で膨らんで危険」という話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、少なくともハトは自然界でもさまざまな穀物・種子を食べています。
ただし、
食べられることと、野生のハトへ人間が餌を与えるべきかどうかは別問題
です。
公共の場所では餌やりを禁止しているケースもあるため、地域のルールを確認してください。
ハトに餌をあげてもいいの?
ここは特に注意したいポイントです。
この記事ではハトが食べるものを紹介していますが、野生のハトへの餌やりを推奨しているわけではありません。
餌を継続的に与えると、
- ハトが特定の場所に大量に集まる
- フンや羽毛が増える
- 周辺住民への迷惑になる
- 人間からの餌に依存する
- 個体数や生態系に影響する
といった問題につながる場合があります。
大阪市は野生鳥獣への安易な餌付けを控えるよう案内しており、人の食物への依存や生活環境被害につながる可能性を説明しています。
また、東京都台東区では公園・児童遊園でハトやカラスなどへの餌やりを禁止しています。
地域・施設によってルールが異なるため、公園などで実際に餌を与える前には、その場所のルールを確認しましょう。
ペットのハトと野生のハトでは考え方が違う
飼育されているハトの場合は、野生のハトとは少し考え方が変わります。
ペットのハトでは、
- 専用のペレット
- 穀物・種子
- 野菜
- 少量の果物
- 新鮮な水
などを組み合わせ、栄養バランスを考える必要があります。
VCAでは、ペットとして飼育するハトについて、炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラルなどを適切なバランスで摂取する重要性を説明しています。
実際にハトを飼育していて食事内容に迷っている場合は、鳥を診察できる獣医師へ相談するのが安全です。
ハトはどうやって食べ物を探している?
街中のハトを観察すると、地面を歩きながら何度も下を向き、何かをついばんでいる姿を見かけます。
ハトは地面に落ちている種子や植物などを探しながら食事をします。
都市部では、
- 公園
- 駅前
- 神社
- 広場
- 商店街
など人間の生活圏にも適応しているため、人間の食べ物を見つける機会も増えています。
この適応力の高さも、ハトが世界中の都市で暮らしている理由のひとつと考えられます。
ハトの餌やりをゲームで楽しむなら?
「本物のハトに餌をあげるのは難しいけれど、ハトが豆を食べるところを眺めたい」
という人向けに、TORIGAMESでは**「鳩に餌やるゲーム」**を無料公開しています。
公園に豆をまくとハトが集まってくる、シンプルな3Dブラウザゲームです。
実際の野生のハトへの餌やりとは違い、ゲームなので周囲への迷惑や餌の内容を気にする必要はありません。
PC・スマートフォンのブラウザから、ダウンロード不要で遊べます。
ハトの食べ物についてよくある疑問
ハトの主食は何?
野生のハトは穀物・種子・木の実・植物の芽などを中心に食べます。
種類や生活環境によっては、果実・葉・小型の無脊椎動物なども食べます。
ハトはパンが好き?
街中ではパンを食べるハトもいます。
ただし、「よく食べる=健康によい」ではありません。
パンはハトに必要な栄養を十分に含む食品ではないため、主食として適しているとはいえません。
ハトは肉を食べる?
ハトは植物性の食べ物を中心に食べます。
一方で、野生では昆虫やミミズなどの小さな動物性の食べ物を口にする場合もあります。
ハトに水は必要?
当然ながら水も必要です。
飼育されているハトについてVCAは、常に新鮮できれいな水を利用できるようにする必要があるとしています。
公園のハトに餌をあげてもいい?
場所によります。
公園や自治体によっては禁止されている場合があります。
たとえば台東区では公園・児童遊園でのハトやカラスなどへの餌やりは禁止されています。
必ず現地のルールを確認してください。
まとめ|ハトは穀物や種を中心にいろいろなものを食べる
ハトは主に、
- 穀物
- 種子
- 木の実
- 植物の芽
- 葉
- 果物
などを食べています。
環境によっては昆虫などを口にすることもあります。
一方で、人間の食べ物なら何でも与えてよいわけではありません。
特に、
- チョコレート
- 塩分の多い食品
- アボカド
- カフェイン
- アルコール
- カビの生えた食品
などは避ける必要があります。
また、パンなどを街のハトが食べているからといって、それが理想的な食事というわけでもありません。
そして最も重要なのは、
「ハトが食べられるもの」と「野生のハトへ人間が餌を与えてよいか」は別の問題
ということです。
地域によっては餌やりが禁止されていたり、生活環境への影響が問題になったりすることがあります。
本物のハトは適度な距離から観察しつつ、餌やりを楽しみたい場合はブラウザゲームで遊んでみてください。



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